お知らせです

梅雨期における上水と下水の責務

梅雨期における上水と下水の責務

 

梅雨明けが望まれる時期になってきましたが、今年も豪雨が心配です。

上水の技術者は雨天時にはほっと一息つく。雨で路面漏水も分からず、市民からの連絡もない。逆に下水の処理場は雨水排水も含めて、その対策で急に忙しくなる。

したがって、上下水道組織が一体化され、技術のトップに立つと、一年中気の休まる暇がない立場となる。

ここに、上水道には水道法にもとづく技術管理者という制度がある。あまり世間に知られていないが、水道の技術上の全責任をこの管理者が担い、技術上の責任は水道局長にはない。

具体的にその責務は 1.施設基準の検査、2.水質検査、3.健康管理、4.衛生上の措置、5.給水の緊急停止、など水道に関する全般に亘る。

水道のトラブルが発生すると、水質上の問題であれば、当然給水停止を視野に入れて対応しながら、直ちに厚労省に連絡することになる。国民の健康に直接かかわる問題だからだ。技術管理者から解放された定年退職時には、ほっして楽になったことを今でも覚えている。

一方下水道法にはそのような管理者はいない。トラブルといえば道路の陥没か、処理場のオーバーフロー対策である。そして緊急避難的には「う回路」による全面放流という逃げ道もある。

そういう状況下で、例えば、豪雨時にオーバーフローする下水処理場の点検を済ませ、その足で上水道の浄水場の確認する際には、車両を含め、身の回りの消毒をするなどの配慮は不可欠だと思われる。

 

 

何が言いたいのかというと、上水道の技術者は国民の生活と安全を守るために、その責任から逃げ場がないということである。その責任の重さが、下水道の技術者と根本的に違うのである。

行政改革のあおりで、全国的に上下一体化が進んでいるが、地方の中小水道事業体は、例え同じ庁舎に居るにしても、水道は広域化すべきであると考えている。

1事務所に2制度の合同庁舎でもいいのではないか。

技術士 受験カテゴリの最新記事